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本記事を読んでいる方は、
- ニートだった期間、本当に何もしていなかった…
- 面接で空白期間の理由を聞かれたら、何と言えばいいかわからない…
- 嘘はつきたくないけど、正直に話したら落ちそう…
と悩んでいると思います。
結論から言うと、「何もしていなかった」という事実は正直に認めたうえで、働こうと決めた理由と、今始めていることを話せば十分です。反対に、していない活動をつくって話すと、深掘りされたときに崩れてしまいます。
筆者自身は、新卒で入った会社で体調を崩してパニック障害となり、1年間休職し、ニート状態でした。その後の転職活動では463件に応募して書類で落ち続けました。しかし、そこで諦めずに転職活動をした結果、縁のある会社に採用して頂けた経験があります。結果的に数年その企業に勤めた末に、現在は個人事業主のライター兼ディレクターとして働き、結婚までできました。こうした経験から、空白の期間をどう話せばいいのか悩む気持ちは、身をもってわかります。
本記事では、ニートの空白期間について面接官が知りたいこと、何もしていない期間の伝え方のコツ、ケース別の例文、面接までに今日からできる準備を解説します。自信がないけれど、これから就職・転職活動をしていこうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ニートの空白期間について面接官が知りたいこと

ニートの空白期間を聞かれると、責められているように感じるかもしれません。しかし、面接官が知りたいのは主に次の3つです。
- なぜ働いていなかったのか(理由)
- なぜ今、働こうと決めたのか(きっかけ)
- 入社後に続けられるか(継続性)
なぜ働いていなかったのか(理由)
面接官が最初に知りたいのは、働いていなかった理由です。といっても、立派な理由を求めているわけではありません。「自分に合う仕事がわからず、動き出せなかった」も立派な理由です。大切なのは、理由をごまかさないことです。もっともらしい言い訳を重ねると、そこから先の話まで信用されにくくなります。理由は1〜2文で短く伝え、話の中心はその後の「きっかけ」と「これから」に置きましょう。
5年ほど空白期間がありまして、
引用元:Yahoo!知恵袋
その間ほんとに何もしてないんですが
面接で聞かれた際なんて答えたらいいんですか?
正直に「ニートしてました」
と言うと絶対不採用だから困ってます。
長年ニートだった方なんて答えましたか?
5年ほどの空白期間があり、その間は本当に何もしていなかったという人の相談です。回答者からは短期バイトをしていたと言ってはどうかという意見もありましたが、相談者自身は、いざ働いたときに何もできなければ嘘がばれそうだと不安を口にしています。筆者の経験からも言えますが、言い訳でごまかすより、事実を前提に話を組み立てる方が安心だと考えます。
「本当に何もしていなかった」という人はいなくて、実際は「家事」「身の回りの買い物」「掃除」「体調を壊した後に勉強」「趣味でゲーム」など…恐らく色々と読者の方は時間を無で過ごしているはずはないと筆者は思います。なので「休職中に働けない期間があって、その間は家の手伝いをしてました」「働けない時間は勉強にあっていました」といった内容で大丈夫です。もちろん採用が難しい会社は多いのは事実ですが、これから述べることを実践していけばきっとご縁のある会社があるはずです。
なぜ今、働こうと決めたのか(きっかけ)
次に面接官が知りたいのは、なぜ今になって働こうと決めたのかです。きっかけは小さなことでも構いません。「同級生が働いている姿を見て焦った」「自立して生活したいと思った」など、正直な気持ちで十分です。ただし、「親に言われたので」などを言うと、自分の意思で応募していないように見えてしまいます。きっかけのあとに「そこから自分で求人を調べ、この仕事を選んだ」という流れを続けると、意思が伝わります。
入社後に続けられるか(継続性)
面接官が最も心配しているのは、入社してもすぐに来なくなるのではないかという点です。「やっぱりこの会社はあっていないな」「またすぐ辞めちゃうかもな」と感じると、会社はリスクがあると判断します。
筆者の場合は東京に住んでいてパニック障害で電車に乗れなくなったのがニートになった原因でした。「東京では電車に乗れないのは通勤できないな…」から逆転の発想で「家から通える距離の会社に就職する」と決めました。とはいってもそう簡単に見つからないので、「地方で家賃が安い環境に絞って探す」という方針で転職活動をしました。そして縁あって地方の企業に内定を頂き、家賃の安いアパートから徒歩で通え、パニック障害が問題になりづらい状態となりました。
経験談だけで申し訳ありませんが、筆者の例だと「東京だと電車で通勤しなければいけないので、転職は難しいと思いました。ただ、電車に乗らない距離であれば通勤でき、転職活動ができると考えました」と言えば、すぐ辞める懸念はある程度無くせます。
筆者のように、短期離職のあとに空白期間がある20代ならば、第二新卒や既卒の就職を支援する「第二新卒エージェントneo」に相談する方法もあります。キャリアアドバイザーとの面談で、退職理由の伝え方を含めた面接対策を相談できます。
「何もしてない」空白期間の伝え方のコツ

何もしていない期間をどう話すかは、言い方ひとつで印象が変わります。次の3つのコツを解説します。
- 「何もしていない」を言い換えでごまかさない
- 空白期間に考えたことを一つ言葉にする
- 家事手伝いや勉強は「事実の範囲」で話す
「何もしていない」を言い換えでごまかさない
「何もしていなかった」期間について嘘をつきたくなる方もいるでしょう。ただ、中身がないまま言い換えると、「具体的には何を?」と聞かれた瞬間に答えに詰まってしまいます。それなら最初から「自分の身の回りのことだけしていました」「勉強だけしていました」「特に何もできていませんでした」と認めた方が良いです。認めたあとに「だからこそ今は」とつなげれば、空白は反省と決意の材料になります。
実際に、6社ほどはこれを聞かれて、ちゃんと答えられず惨敗でした。
引用元:note(ランキ@既卒ニートからゲーム業界)
大学卒業後にどこにも就職できずニートになり、その後ゲーム会社に就職した人の体験談です。就活の初めは空白期間の質問にうまく答えられず、6社ほど続けて落ちたそうです。その後は対策を重ねて内定を得ており、記事では過去より「これからどうしたいか」を堂々と語ることをすすめています。伝え方を準備すれば、空白期間は乗り越えられることがわかります。
空白期間に考えたことを一つ言葉にする
何もしていなかった期間でも、悩んだり、求人を眺めたり、働くことについて考えたりした時間はあったはずです。「その期間に気づいたこと」を一つ言葉にできれば、空白に意味が生まれます。
例えば「何が向いているかを考えるうちに、人と話すより手を動かす仕事の方が続けられると気づきました」のような形です。筆者も新卒の就活で、なぜIT業界なのかを言葉にできないまま面接を受け、落ち続けました。漠然とした気持ちのまま面接に臨んでも、面接官には伝わりません。
家事手伝いや勉強は「事実の範囲」で話す
「家事手伝いをしていました」「資格の勉強をしていました」は、空白期間の説明としてよく使われます。実際にしていたなら、ぜひ話しましょう。ただし、実態がないのに「家事手伝い」と言うと、どんな家事をしていたのかを聞かれて答えられなくなります。
毎日の料理や、家族の通院の付き添いなど、実際にやっていたことが一つでもあれば、具体的に話す方が説得力があります。勉強も同じで、最近始めたばかりなら「最近始めた」と正直に言えば十分です。
キャリアアドバイザーと相談しながら、面接対策もしていくことも視野に入れておきましょう。
【例文】ニートの空白期間の答え方

ここでは、ニートになったきっかけ別に、面接での答え方の例文を紹介します。次の3つのケースを解説します。
- 卒業後、就職せずにニートになった場合
- 短期間で退職してニートになった場合
- 体調不良がきっかけでニートになった場合
卒業後、就職せずにニートになった場合
卒業後、就職せずにニートになった場合の伝え方の例文は次の通りです。
大学卒業時に就職先を決められず、その後の1年半は何もできないまま過ごしてしまいました。同級生が働く姿を見て、このままではいけないと思い、半年前から生活リズムを整え、事務の仕事に必要なパソコンの勉強を始めています。未経験からでも長く働ける御社で、早く戦力になりたいと考えています。
ポイントは、何もしていなかった期間を認めたうえで、最近始めたことを具体的に話すことです。「就活がうまくいかなかったので」と卒業時の事情だけを話すと、言い訳に聞こえてしまいます。
大学を卒業して2年経ってから就職活動を始めたので
引用元:ハローワーク新宿(新宿わかものハローワーク)
大学卒業から2年たって就職活動を始め、プログラマーとして就職した24歳の方のメッセージです。不安や分からないことだらけだった中で、わかものハローワークの担当者が書類作成やセミナー、求人選びを支えてくれたと話しています。担当者からは、面接会への参加をきっかけに内定へつながったという言葉も寄せられています。
短期間で退職してニートになった場合
短期間で退職してニートになった場合は次のように言うと伝わりやすいと思います。
新卒で入社した会社を半年で退職し、その後の1年間は次に何をすべきか決められず、働かずに過ごしていました。短期で辞めたことを振り返り、自分には一人で数字を追う仕事より、チームで手順どおりに進める仕事が合っていると気づきました。御社の製造の仕事では、決められた手順を正確に守り、長く働きたいと考えています
ポイントは、短期離職の振り返りから、応募先を選んだ理由へつなげることです。前の会社の不満を並べると、また同じ理由で辞めると思われます。
短期離職のあとに空白期間がある20代は、第二新卒や既卒の就職を支援する「第二新卒エージェントneo」に相談する方法もあります。キャリアアドバイザーとの面談で、退職理由の伝え方を含めた面接対策を相談できます。
体調不良がきっかけでニートになった場合
ここは筆者の経験です。
新卒で入社した会社で体調を崩し、1年間休職して療養していました。電車に乗ることが難しくなり、電車通勤が前提の働き方では続けられないと考えました。一方で、電車を使わずに通える距離であれば無理なく働けると気づき、通勤の負担が少ない求人に絞って探してきました。御社であれば通勤の不安がなく、長く働き続けられると考えています。
ポイントは、体調を崩した事実は短く伝え、「どうすれば働き続けられるか」を自分で考えた結果をセットで伝えることです。これは、面接官が最も心配している「入社後に続けられるか」への答えにもなります。病名まで詳しく話す必要はありません。
体調面に不安が残り、働く準備から始めたい人は、障害のある人の就職を支える就労移行支援「ミラトレ」を利用する方法もあります。障害者手帳がなくても、医師の診断や定期的な通院をもとに自治体が認めれば利用できる場合があります。
面接までに今日からできる3つの準備

面接で話す材料は、今日から増やせます。次の3つの準備を解説します。
- 生活リズムを仕事の時間に合わせる
- 短時間の仕事で「働けた」経験をつくる
- 相談先を一つ決めて、一人で抱え込まない
筆者も、ヤマト運輸の早朝の仕分けで短時間の仕事を続けています。現場の様子はヤマト運輸の仕分けバイトはきつい?で紹介しています。
生活リズムを仕事の時間に合わせる
最初にできる準備は、生活リズムを仕事の時間に合わせることです。毎朝決まった時間に起き、日中に外へ出る生活を1〜2週間続けるだけでも、面接で「今始めていること」として話せます。図書館で勉強する、決まった時間に散歩するなど、内容は何でも構いません。大切なのは、実際に続けていることを事実のまま話すことです。
短時間の仕事で「働けた」経験をつくる
長く働いていない人ほど、短時間の仕事で「働けた」経験を先につくると自信につながります。面接や履歴書なしで働ける単発のアルバイトなら、応募のハードルが低く、空白期間を聞かれずに最初の一歩を踏み出せます。
働いた経験は、正社員の面接で「最近は短期の仕事で働いています」と話す材料にもなります。ただし、短期の仕事だけを続けていても、それだけで正社員の職歴として評価されるわけではありません。
相談先を一つ決めて、一人で抱え込まない
ニートの期間が長いと、相談できる相手がいないまま悩みを抱え込みがちです。筆者も新卒の就活で面接に落ち続けていた時期を振り返ると、焦っているときほど友人には相談しにくいものでした。それでも、一人で抱え込んで良いことは一つもないというのが実感です。先ほど紹介した、大学卒業から2年後に就職した方も、わかものハローワークの担当者に書類作成から求人選びまで支えてもらっていました。わかものハローワークや地域若者サポートステーションなど、無料で相談できる窓口を一つ決めて、まず話を聞いてもらいましょう。
20代で、求人探しから面接対策までまとめて相談したい人は、就職エージェントの「第二新卒エージェントneo」を利用する方法もあります。既卒やフリーターなど、社会人経験の少ない20代の就職を支援しており、職歴がない人の支援実績もあります。面接対策の中で、空白期間の答え方も相談できます。
相談先の詳しい違いは就職でブランクが長いときの進め方で紹介しています。面接の緊張が強い人は、面接が怖いときの対処法も参考にしてください。
【まとめ】ニートの空白期間は「正直に認めて、今を話す」が一番強い

ニートの空白期間について面接官が知りたいのは、働いていなかった理由、今働こうと決めたきっかけ、入社後に続けられるかの3つです。何もしていなかった期間は言い換えでごまかさず、正直に認めたうえで、その期間に気づいたことと、今始めていることを話しましょう。
生活リズムを整える、短時間の仕事で働いてみる、相談先を一つ決めるといった準備は、今日から始められます。空白期間は消せませんが、面接で話す「今」は自分でつくれます。まずは明日の朝、決まった時間に起きることから始めるのがおすすめです。
20代で、一人で就職活動を進めるのが不安な人は、まずは第二新卒エージェントneoに相談してみてください。

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